イッツアスモールワールド!

皆様、ごきげんよう。tenbears夫人でございます。
ベーリング海を後方に、北太平洋を横浜に向けて終日航海中です。横浜まであと4日の7月13日(土)正午時点では、北緯44度51分(カムチャッカ半島と北方四島の間くらいの緯度)、東経161度10分(カムチャッカ半島の先っちょより少し東寄り)。解説が却って分かり難い。水深5,500m。高校の頃に冬の長距離走で5Km走らされたなあ。まじ暑すぎて半袖だったアラスカを出てからは、ずっと曇りか霧の日々が続いて、デッキやプールサイドは10度以下で防寒装備無しにいられませんでした。
ところが、翌14日以降、急に気温が20度を超え、ただいま15日の昼近く、仙台沖300kmくらいのところですが、23度でちょっと蒸しっとしてます。日本の梅雨が待っている~♪

乗客全員が日本の入国審査を横浜で行うので、名古屋で下船される方は横浜の、神戸で下船される方は横浜と名古屋の下船観光が可能なんです。いいなあ、寄港地が増えて。不公平だと憤っている横浜下船組もちらほら。うーん、わからんでもないが。
3か月を共に乗り切った連帯感ですかね、何となく皆さんのフレンドリーさが増しているような気がします。わたくしたちも、自転車持ち込みグループ(全9人)での夕食会や、本クルーズの船内設備やイベントや各寄港地観光を毎回約10分間の動画や写真にまとめてアップされてきたユーチューバーの方(「山辰の世界一周クルーズ」で検索!)とか、家を売ってきた方とか、車を売ってきた方とか、IT社長さんとか、隣のお部屋だった方とか、よくツアーが一緒になったご家族との連絡先交換とか、お世話になった方へのお礼状書き、なんてことをしてます。

さて、12年ぶりに再開致しましたこのブログ、何とか20か国/31寄港地での顛末をご報告することが出来ました。読んで下さっている方々がいるからこそ続けられました。深く深く感謝申し上げます。日々のブログでは、フィクション、ノンフィクション、省略、要約などの編集を行っているので、重大な告白(笑)なども含めた旅の総括?よもやま話?なぞをしてみたいと思います。

■このクルーズでのお嬢様のテーマはスタバ巡り。寄港地/観光地もしくはその国に無かったのは、マーレ(モルディブ)、サラーラ(オマーン)、サントリーニ島(ギリシャ。ミコノス島にはあります)、ドブロブニク(クロアチア)、ヴェネツィアとチビタベッキアとバーリ(イタリアはミラノにしか無い)、ビーゴ(スペイン。時間が無かった!)、ル・アーブル(フランス)、レイキャビック(アイスランド)、オーチョリオス(ジャマイカ。首都にはある)、スキャグウェイとウィッティア(アメリカ。アラスカはジュノーにありました)。
スタバがあった寄港地ではご当地カップを買ってきましたが、その数28種類。そのうち最もレアなのは、世界で一つだけコスタリカにある自社農園のものかと。
IMG_5336(ハシエンタ).JPG
スタバカップ★.png

■tenbears夫人は、各地のスノードームを集めておりました。買えなかったのは、マーレ(モルディブ)、サラーラ(オマーン)、ウィッティア(アメリカ)。キュラソー(オランダ領)ではドーム内の水が濁ったものしか並んでいなかったので、デルフト陶器の鈴を代わりに購入。お気に入りはアルベロベッロとニューヨークかな。ジャマイカも工夫があっていい感じ。
IMG_5399(アルベロベッロ).JPG
IMG_5424(ニューヨーク).JPG
IMG_5410(ジャマイカ).JPG
スノードーム★.png

■やっぱりこの件はお伝えしないと・・・実は皆様にご心配をおかけしてはいけないと、ご報告してないことがあります。それは、自転車初登場のアイルランドはダブリンでのこと。今回のクルーズのために、Amazonで折り畳み自転車を購入し、いつものロードバイクと2台、船に持ち込んでいました。
イギリスまではツアーに参加してたり、暑すぎたり、坂と石畳だったり、テンダーボート上陸だったりなどの理由で持参した自転車を出していませんでした。ダブリンは港から街の中心部までが歩くには微妙な距離だったり、見どころはバスや地下鉄でなくても回れる距離感だったり、平坦みたいだし、じゃあ初乗りするか、行くぞ、行くぞ、いくぞ~!ということにしたのですが・・・
①夫人が自転車で転び膝をケガしました。
お嬢様がロードバイクを組み立てている間、夫人は小雨の港を折り畳み自転車の試し乗りをしていたのですが、引き込み線のレールに車輪をとられてしまい、泥まみれのコンクリート道に転倒。左ひざが一番削れて傷口が乾くまで数週間かかりました。真っ先に思ったのは、タジキスタンに行った時の破傷風の予防注射が未だ有効でよかった、ということ。車輪の径が小さいと荒れた道に弱いですね。お乗りの皆様はご注意を!
②折り畳み自転車を盗まれました!
船内では『ああ、あなた達が自転車を盗まれた方なのね』といつの間にかすっかり有名になってました。あ、おかげさまで保険がおりそうなことを先にお伝えしておきます。
初めて持参した自転車で観光に出かけたわたくしたち。最終乗船時間まで数時間というところで、最後にコーヒーを飲んで帰ろうとフィッツ・ウィリアム・スクエア近くの一軒家スタバに寄り、店の前の街灯に折り畳みとロードバイクをチェーンで結んで停めました。小一時間ほどして出てきて唖然。なんと、ロードバイク1台しか無いじゃあーりませんか。折り畳みは色々分解ができたりするので、勝手知ったる泥棒さんがうまいこと抜いて持ち去ったようです。前から狙われてたのかなあ。怖いなあ。乗船時間が迫っているし、仮に警察に行っても説明ができるほど語学力無いしと諦め、夫人は折り畳み自転車を持ってUberで帰船、お嬢様がロードバイクに乗って帰船、となりました。そもそもアメリカやカナダで乗りたいと考えていたのにその前に盗まれるなんて、と特にお嬢様ががっくり。しかし、盗まれた子はダホンというアメリカのブランドだったので『次の寄港地ニューヨークで買い直してやるぜ!』と気持ちを切り替え、ニューヨーク2日目(レンタル自転車でのマンハッタン観光で疲れ果てた夫人が地下鉄で帰船した後、お嬢様が一人でセントラルパークなどを観光し終えてから)に手頃な子をゲットすることが出来ました。
次の写真が盗まれた子。この1枚しか写真が残っていません。今頃どうしているのかな。アマゾンで売られてるのかな。
IMG_1730(夫)★.png
こちらがニューヨークでうちに来た子。
IMG_7487(新ダホン).JPG
盗まれている最中に出くわさなくてよかったね、ケガも盗難も厄落としだったと思えばね、勉強になったねと前向きに考えることにしまして。
この盗難以降、目の届くところに置く、チェーン鍵3本かける、証拠写真を撮る、等をきっちり行い、無事に済んでおります。東京に帰ってからも気を付けないとですね。

■これも内緒にしてましたが、夫人、船の医務室のお世話になりました。(こちらも保険が適用されるので、ご安心?を)ニューヨークまであと二日という時に膀胱炎になっちゃいました。ツアー時のトイレ行列が嫌で我慢したり、船内が冷えてたり、クルーズも中盤で疲労がたまってたりといったことが原因かと。医務室は、日本のお医者さんと同じように人生の諸先輩方で待合室がぎうぎう。血尿出てるのに、朝いちで行ったのに、整理番号13番目。このクルーズのお客様は高齢者が多いから致し方なし・・・
待合室では、ほかの患者さんとドクターが、この薬を取り寄せると70万円ですがどうしますか、なんて会話も聞こえてきます。ヘリで緊急輸送すると1,000万円超えですが、チビタベッキアでサン・プリンセス号にも飛んできてましたっけ。同じフロアには胆石で寄港地の病院に担ぎ込まれた方もいました。長い旅の第一条件は健康で体力があることだなあと改めてしみじみ。
さて膀胱炎、10数年前にもなったことはあったのですが、今回真っ青になったのは検査もできないほどの血尿にドクターから「腎盂腎炎かもしれないから、これこれの症状が出たら深夜でも電話してきなさい!」と言われてしまったこと。腎臓やられたらマジやばい!でもお陰様で薬がてきめんに効いて翌日には諸症状も消え、ドクターも卒業を許可してくれました。実はこの時、お嬢様ものどが痛かったり熱っぽく体がだるかったりと不調。フォーマルナイトをすっぽかしてカップ麺食べていたのには、そんな背景もございましたでございます。

■フリースロー大会でお嬢様が優勝し、メダルと景品(ドリンクボトル)を頂きました。
IMG_3332(フリースロー).JPG

■社交ダンスを挫折しました(笑)。きっちり学ぶというより楽しく踊りましょ~、という雰囲気のお教室だったのですが、初心者からプロアマ級の人まで集まって、芋の子を洗う状態。他の皆様の勢いに気おされ、ブルースをちょっとかじっただけでしゅーりょー。ベテランさん達曰く、クイーンエリザベス号とかに乗るなら踊れなくっちゃ、とのこと。むーん・・・

■お嬢様、アラスカで土を食らう。何事かというと・・・ウィッティア(最終寄港地)でボーテージ氷河を見に行ったとき、クルーの女性が灰色の粉が入った容器をお嬢様に差し出すので、岩塩かと思いちょっとつまんで舐めたら、クルーも周囲のマダムたちも大笑い。これは石が削れて細かい粉になったもので、氷河が溶けた水が濁っている理由となっているものでした。小麦粉くらいの粒度。お嬢様によれば「まろやかだった」そうです。手に付いた灰色っぽいのがそれです。
IMG_8835(手に付いた).JPG

■船内での噂話がすごかった。噂好きがいっぱい。本当なのか、嘘なのか、伝聞の伝聞で盛られているのか。
・最終乗船時間に遅れると、高額な罰金(停泊延長料)を支払わされる(噂話での価格設定は数百万円から1500万円と色々)
・フードコートで、スイカを独り占めしようとしていたおじさんと、その後ろに並んでいたおじさんで喧嘩になった
・スイカはおなじみの三角形に切られて供されますが、その頂点の一番甘いところだけを欠いて取っていくおじさんがいる
・数回喧嘩を繰り返し暴れたひとが、船長の指示で船を降ろされた
・風邪をひいたのはJTBのせいだと怒鳴り込んだ人がいる
・棺桶が降ろされるのを見た
・ニューヨークで、乗組員が二人脱走した
・・・書き始めて気が付きましたが、喧嘩とか暴れるとか品格問題が多いなあ・・・

■お船で美味しかったもの。
・スコーン:クルーズライターの上田寿美子さん曰く、プリンセスクルーズか、クイーンエリザベス号か、と言われるくらい、美味しさに定評があるそうです。
・ハンバーガーと出来立てのフライドポテト:いずれもメインプールに面したテラス・グリルというところで作ってくれるのですが、肉々しいパテをダブルにしたチーズバーガーがお嬢様のお気に入り。
なお、乗客の誰に聞いても不評なのがコーヒー。高知のご当地キャラ:しんじょう君みたいな色。でも、われらがお嬢様はちょっと違います。3か月飲み続けたら美味しくなったんですって。君が変われば世界も変わる♪ですかね。

■スマホで旅が変わりました。GoogleMaps様、Uber様はもちろん、ネットで事前に現地ツアーの予約をしたり、公共交通のアプリで現金無し/カード払いですいすい乗れたり、タクシーの運ちゃんとLINEで待ち合わせの時間調整をしたり。旅行代理店さん、頑張らないと!

■終日航海日:54日、総走行距離:31,702海里(58,712km)、総燃料:14,000トン、総きれいな水:65,000トン(オリンピックプール26個分)、鶏肉26,000kg(ロンドンバス2台分)総玉子:一人1日1個換算で224年分・・・

■BS朝日毎週土曜日『世界の船旅』で、10月から本クルーズのレポートが流れるそうです。

7月16日の8:30に横浜で船を降りて世界一周クルーズが終了します。世界は広かったけど、みんな一緒に今を生きているんだなあと改めて感じました。イッツアスモールワールド!
IMG_5121(二人の写真)★.png

この記事へのコメント