寄港地観光フィナーレ!

★7月7日(日)七夕のこの日、アラスカ巡りの、そして、本クルーズの最終寄港地:ウィッティアを訪れます。ちなみにアラスカは日没が深夜11時過ぎと遅すぎて、星空が拝めません。東京も七夕はめったに晴れないし街の明かりが邪魔だけれど。ところ変われば理由も変わります。

アラスカ巡りのここまでの道のりは、一番南のジュノーで1日(メンデンホール氷河)、一度外海のアラスカ湾に出て北上しヤクタット・ベイでシーニック・クルーズ1日(ハバード氷河)、その後引き返してジュノーよりちょっと北のスカグウェーで1日(ホワイトパス列車)、と過ごして再度アラスカ湾を北上してきました。
そしてついに七夕のこの日、午前中に2回目のシーニッククルーズ:カレッジ・フィヨルド、ちょっと南下して午後に最終寄港地:ウィッティアを訪れてフィニッシュというわけです。

■カレッジ・フィヨルド
観光最終日とあって、なんと、お嬢様が早起き&昼寝無し!顔見知りのマダムに「今日は起きてるのね」と言われました。
6時頃からのフィヨルド入りに備え、朝は5時起き。フィヨルドの海面は鏡面のようになめらか。島影や道すがらの小さい氷河が映り込む中を、(氷河が崩れて海に落ちた時に生まれる)小さな氷片が流れてきて、突き当りのハーバード氷河が見えてきます。
IMG_4875(日の出前).JPG
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IMG_8711(鏡面).JPG
IMG_4889(遠景).JPG
次の写真で、海面に白い筋のように氷片が浮いているのが、氷河の白い部分が崩壊して流れ出した氷片の集まりです。
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サン・プリンセス号がハーバード氷河に最接近した時の距離感はこんな感じ。

ビデオで聞こえる水の流れるような音は、氷河と海面の接点のところから、雪解け水が噴き出している音です。
この日は小さい崩壊を数度、中規模のものを1度、見ることができました。どこかで氷河がきしんでいるらしい、ド~ンとかドボカッといったホワイトサンダーという音が聞こえるのですが、それが必ずしも崩壊のサインでは無いので、決定的な瞬間を撮影するのが非常に難しく、撮影したい方はビデオの回しっぱなしがおススメ。

周辺に住む海洋生物やクマが見られるかも、ということでしたが、この日はラッコを沢山見ることができました。群れだったり、親子だったり、独身だったり。あの仰向けになった姿勢で泳いでました。わたくしが一番近くで見たときは、お腹で貝を割る動作をしているのが良くわかりましたが、大体は船が近くにくるとすっと潜って、離れると浮いてきます。iPhoneだとこれが限界。すいません。
IMG_4946(ラッコ).JPG
凄いカメラをお持ちのおじ様がたは、海岸線に降りてきたクロクマを見たそう。アザラシは1度だけ、流れる氷片の陰に丸い頭をちょっとのぞかせているのを見ることができました。現地ガイドさん曰く「今日は恥ずかしがりやさん」だったようです。
この海域にはウィッティアからのツアーもあるので、じっくり見たい方はそちらを是非。

■最終寄港地:ウィッティア
第二次世界大戦の時に軍用の海上輸送拠点として開かれた街。住民は200名くらいだそうで、現在は漁業とカレッジ・フィヨルドや氷河の観光に従事されているとのこと。次のがサン・プリンセス号から街を撮った写真ですが、これに街全部が写ってます。
IMG_8733(街).JPG
かつては住居、売店、学校などもある一つの建物に住人のほとんどが住んでいたそうです。先程の写真の左奥。今は廃墟になっています。
*廃墟の写真
IMG_5170(廃墟).JPG
戦時中に造られたアンカレッジと結ばれる鉄道トンネルができるまでは陸の孤島。そのトンネルを、レールを改良して車も利用できるようになったのが2000年のことだそう。大型トレーラーがぎりぎり通れるくらいの狭い1車線を、列車と車が順番に30分ごとに上り下りする仕組み。
例えば、4時から上り、4時30分から下りが使う、というルール。徒歩や自転車では利用できません。中は真っ暗!
今でも鉄道はアンカレッジから来て帰る1日1往復便しかないので、JTBさんから「鉄道は絶対に乗らないで、帰れなくなりますから」という厳重注意が発令されました。車窓からのため見難くてすいません、次の2番目の写真の左前にあるロッジみたいに見えるのがトンネルの入り口で、手前に1~6まで、乗用車用とかトラック用と決められた待機レーン。右手前の赤い建物が料金所。
IMG_5166(トンネルとレーン).JPG
IMG_4994(トンネル入り口).JPG
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IMG_8749(トンネル内部).JPG
ウィッティアの空が何となく白っぽいのは、アラスカのいずれかで発生した長期にわたる森林火災のためだそうです。前回も書きましたが、アラスカは異常気象で暑く、雨もあまり降っていないとか。
IMG_4989(サンプリンセス号遠景).JPG
街は雪渓や滝の流れる山に囲まれて、ひたすら静寂。

わたくしたちはこの記念すべき最終寄港地で、アラスカで最も人気があるというポーテージ氷河を見るツアーに参加。今日もピーカン。半袖でも全然平気。さすがに氷河から吹き降りる風は冷たいのでダウンを持って出かけます。
バスでトンネルを抜け、この地を形成する硬い岩や美しい森林、湿原などを眺めながら氷河とその溶けた水で出来た湖を目指します。
途中、氷河が溶けた水で出来た川と、雪解け水で出来た川が合流するところがありました。
IMG_5011(合流地点).JPG
IMG_5013(合流地点).JPG
白いのが氷河の溶けた水。周囲の岩を削ってできた細かい粘土のような岩砂を含んでいるため。黒く見えるのが雪解け水。
線路に遮断器無し。先程のトンネルを出た線路がアラスカ方面に伸びています。
IMG_5021(線路).JPG
途中、白く立ち枯れた木々が沢山見られましたが、これは1964年に発生したアラスカ地震(Mw9.2)の名残で、津波に飲まれた木々が低い気温
のために腐ることなく残ったものだそうです。日本でも津波で志摩半島のカキ養殖いかだが流されたりしたそうです。
IMG_5029(立ち枯れ).JPG

ポーテージ氷河も、メンデンホール氷河などと同様に非常に後退し続けていて、かつてはビジターセンターがあるボーテージ湖(氷河が溶けた水で出来ている)のほとりまで見られたそうです。現地ガイドさんの夫が子供の頃の話だそうなので、ものすごい速さ。湖の周囲にはかつては1つだったといういくつもの氷河がありますが、いずれも後退が激しくて湖への崩落を見ることはもうできません。湖畔からとった次のパノラマ写真で正面に見えているものも、そういったものの一つ。これから小型船で見にいくポーテージ氷河は、写真では右側の山の向こう側なので未だ見えません。湖は氷河が溶けた水なので、白っぽい。
IMG_5073(湖).JPG
IMG_5056(湖の水).JPG
この辺りは観光客だけでなくアラスカ最大都市:アンカレッジの人たちもキャンプやトレッキング、カヤックなどを楽しみに出かけてくるそうです。
IMG_5074(ピンクの花).JPG
IMG_5068(黄色い花).JPG
IMG_5075(トレッキング道).JPG
湖を渡り氷河まで45mに迫る小型クルーズ船の発着場がこちら。小型船の名前が「雷鳥号」。2階がオープンデッキ。
IMG_5084(雷鳥号).JPG
女性の船長さんがかっこいい。何故か水槽にあひるちゃんが浮いてました。氷河の破片も展示。
IMG_5090(船長).JPG
IMG_5086(あひるちゃん).JPG
IMG_5096(氷河の氷).JPG
ボーテージ湖にも氷河が溶けた滝がたくさん流れ出ていて、そのすぐそばまで船を寄せてくれます。
IMG_5101(滝).JPG

また、出発時に正面奥に見えた氷河の溶けた滝が、泥を含んでドウドウと流れ落ちているのも見えます。温暖化、本当にまずい。
船が山の向こう側に回り込むとボーテージ氷河が正面にドン。うーん、前方にある黒い岩のせいか、午前中に見たカレッジ・フィヨルドのハーバード氷河よりも小さくて土汚れが多い?かな??氷河の供給源である背後の山々から吹き降りてくる風の冷たさは、さすがアラスカ。
IMG_5108(全体写真).JPG
45mまで近づいてくれた時の、目で見た感じに近いサイズ感がこちら。
IMG_5116(左).JPG
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この日は、ごくごく小さな崩壊が隅っこのほうで1回みられましたが、ホワイトサンダー(氷河のきしんだり崩れる時の音)は聞けず。でもね、崩壊されまくっても心配ですよね。アラスカの大自然が素晴らしいのは良くわかったので、今回はこれで満足です。

ツアーから戻ったのが最終乗船時間の1時間前の8時。未だ全然明るいので、ちょっと街に出てみました。中心部まで徒歩10分あるかないか。しかし、JTBさんがくれた地図に載っていたお土産物屋さんは既に閉店。客船来てるのに商売っ気ゼロ。飲み屋、ピザ屋、中華料理屋、地元アートの店など数件は開いてましたが、それ以上は何もなし。
IMG_5171(街の道路)★.png
IMG_5172(中華料理屋).JPG
IMG_5173(くじらの木彫り).JPG
IMG_5175(わんこ).JPG
することが無いので、周囲の山や滝を眺めながらとぽとぽ船に戻る途中、かっちょいい車を発見。誰が乗ってるんだ??
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そして、港の漁船が捕った魚を洗っているのに遭遇。
IMG_5184(魚を洗う).JPG
で、でかい・・・。アラスカの最後を締めくくるのにふさわしい巨大鮮魚!
寄港地出航も今日が最後なので、山入端に沈む夕日とサン・プリンセス号を記念にパチリ。
IMG_5188(サンプリンセス号).JPG
最後のギャングウェイもパチリ。
IMG_5189(ギャングウェイ).JPG
そして、最後の乗り組みのお嬢様もパチリ。
IMG_5190(後ろ姿).JPG
いやはや、お疲れさまでした。これで寄港地を無事コンプリート!いろいろ楽しませてくれたお嬢様に乾杯!

7月16日の横浜下船までの間、旅の総括やよもやま話など書いてみようと思いますので、今少しお付き合いくださいませ。

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